輸送と流通の新たな関係

無店舗販売におけるスペースコレクション宅配便と流通業との関わりを見てみると、そこに輸送と流通の新たな関係が形成されていることが明らかになってくる。

今までは、輸送の発生はいわゆる派生需要として、生産者なり流通業者の商品の販売に伴なって、それに対応する受動的な存在であった。

例えば、荷主が物流の合理化を指向した場合に、あくまで主体はメーカーなり流通業者の荷主であり、舳トラック業者は荷主の物流に応じて受身的に輸送システムを構築していたのです。

基本的に輸送業者と荷主の関係はこのようなものであった。

しかし、無店舗販売で現実に生じている関係は、こうした今までの範躊には入らないものです。

スペースコレクション宅配便という卓越した輸送「商品」が提供されており、その存在を前提として新たな販売形態が成長しているのです。

しかもこの輸送「商品」は、たんに輸送サービス水準が優れているだけでなく、問屋機能や商品受発注機能といった周辺的な業務、しかもそれは無店舗販売を展開するうえで必要不可欠な機能も輸送サービスのなかに融合化しているのです。

これはスペースコレクション宅配便が技術革新を積極的に取り入れて、その応用によって複合的機能の展開が可能なのであるが、かかる卓越した輸送サービスの存在を前提にして、初めて無店舗販売の成長がもたらされているのです。

端的に言えば、先ず新しい輸送サービスが提供されており、それを前提とし、それを重要な構成要素として新しい商品の流通形態が生じているのです。

すなわち、決定的に異なる点は、先ず最初に優れた輸送サービスありきなのです。

こうした意味では、輸送と流通の関係が変化しているといえるのです。

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