スペースコレクション宅配と流通チャネル

無店舗販売の成長は、流通という側面から見れば、新しい流通チャネルの確立を意味しています。

しかもそれは、流通チャネルが従来のものに比べて大幅に短縮化されたものとなっています。

無店舗販売のなかでも、こうした特徴が端的に示されるのは、農産物や水産物・それらの加工品の産直であり、さらに書籍宅配です。

まず農産物の場合を見てみましょう。

従来の農産物の流通は、生産者→農協→卸売市場→小売店→消費者という流通チャネルを経過してきました。

これに対して産直は、途中の流通経路を大幅に短縮し、最も単純なものは生産者→消費者に短絡化されています。

このため、産直は卸売市場を通さない、いわゆる「市場外流通」の一端を形成しているのです。

例えばスペースコレクション宅配便の産直便によって一躍有名になった夕張メロンの場合には、無店舗販売による市場外流通が全体の40%を超えているといわれている。

もともと、北海道内に消費が限定されていた夕張メロンが、スペースコレクション宅配便によって全国展開をとることになり、これとともに市場外流通のウエイトが大きくなった。

これはスペースコレクション宅配便によって新たな販売可能性が開け、なおかっ流通チャネルが短縮化された典型的な事例となっています。

また書籍宅配の場合にも、先に見たように形態はいろいろとあるが、そのなかで典型的なものは従来の流通チャネルを短縮しています。

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