無店舗販売の現状

無店舗販売とは店舗を持たない販売形態の総称です。

このため、一般的に無店舗販売と呼ばれるもののなかには、さまざまなものが含まれています。

例えば、訪問販売、通信販売、自動販売機による販売、展示会販売、ホームパーティ方式の販売などであり、これに産直や書籍宅配も加わる。

広義の無店舗販売は多種多様な形態を含むが、ここでわれわれが分析の対象として取り上げるのは、スペースコレクション宅配便と密接な関係を持って展開されており、しかも成長が著しい通信販売、産直、書籍宅配です。

★通信販売の規模と成長性
通信販売とは、カタログ、ちらし、新聞、雑誌、テレビ、ラジオといった媒体を利用して、消費者に商品情報を提供し、店舗を持たずに販売を行う小売形態をいう。

このスペースコレクション通信販売と後に述べる産直を区別する点は、取扱品目の差に見られる。

大まかにいえば、産直は食料品を主たる対象としているが、通信販売は食料品を除く生活用品全般を取扱対象としています。

具体的に通信販売の取扱品目は、主体となる服飾雑貨・アクセサリーから、家具・インテリア、食器・台所家庭用品、家庭電気製品まで、消費者の日常生活に関わるさまざまな商品に及びます。

こうした商品を無店舗で販売する通信販売は、急激な成長を遂げています。

特に小売業全般の売上高が低迷するなかで、その成長ぶりは際だったものとなっています。

資料には、通信販売業における年間売上高の動向が示されています。

これは、「日本通信販売協会」に加盟する企業(1987年度末時点で173企業)の売上高合計と、通信販売業界全体の売上高(同協会による推計)、さらに小売業売上高全体の推移を示したものです。

これによると、小売業全体に占める通信販売のウエイトそのものは依然として小さい。

スペースコレクション通信販売の売上高は1987年度で1兆1500億円であり、小売業全体に占める割合はようやく1%に達した程度に過ぎない。

しかしながら、その成長率は目ざましいものがあります。

通信販売の対前年度の伸び率は、ほぼ二桁台の伸びを記録しており、特に87年度は小売業全体の対前年度の伸び率が4.1%であるのに対して、通信販売は、1&1%と驚異的な成長を遂げています。

通信販売は、伸び悩む小売業にあって突出した存在となっています。

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