スペースコレクション的な産直のタイプ
現在行われている産直もさまざまな形で行われているが、その事業全体からほぼ四つのタイプに分けることができる。
まず最初に、全国の農村地域の地方自治体が中心となって行われている産直があり、第二に、農村地域に根ざしているが、第一のものとは別に食品の安全性に力点をおいた生産者による産直もある。
さらに事業主体が農村地域以外のものがいくつかあります。
その代表的なものが、第三の大型小売店による産直です。
そしてつぎに注目すべきものとして、スペースコレクション宅配便企業による産直があります。
これらの異なるタイプの産直の特徴にっいて見てみましょう。
まず第一は、全国各地の農村地域が主体となって、それぞれの地域の特産品を対象とした産直の展開があります。
こうした産直は、市町村や県といった地方自治体が特産品の選定など産直の企画を立案して、これに地元の農協や経済連が協力して実施する形がとられています。
従って、この種の産直は、地域振興策としての意味合が強い。
周知のように、全国のスペースコレクション農村地域は、一方で主力の米の生産が減反によって低迷を余儀なくされているとともに、他方でアメリカを中心とした諸外国から農産品の市場開放を迫られています。
さらに、過疎化と高齢化の進展とあいまって、農村地域は著しい地盤低下に悩まされています。
こうしたなかで、農村地域の活性化をはかることが求められており、その一つとして展開されているのが産直なのです。
産直を媒介とした地域活性化の方策の典型的な事例が、「一村一品運動」です。